ピカルミンのリペア

先日、トランジスタきらるゥ(旧名トランジスタ気楽)さんからピカルミンのリペア依頼があった。彼女とはリアルでお会いしたことはまだないのだが、個人的に以前からYouTubeなどで注目していたアーティスト。なんとピカルミンを使ったライヴパフォーマンスを繰り広げておられ、ホントにありがたい限り。

宅配便で送られてきたピカルミンはトグルスイッチが折れていたりシッポが無かったりの状態だったが、キズや汚れはあまり無く、とても大事に使われていたことがうかがえる。涙。

開腹してメモ書きを見て驚いたのだが、製作日が2007年12月14日。約9年前のピカルミンだった。

作ったピカルミンには「Kaseo」のサインと製作日の年月日とシリアルナンバーを書いているのだが、シリアルナンバーを書くようになったのは97匹目からで、それまではサインと製作年月日だけを書いていた。通算何匹作ったかというのは別にメモっていたのだが、そろそろ100匹を数えるようになってきて、もうこれ以上はメモってられないということでサインと併せてシリアルナンバーも書くようになったのだ。

トランジスタきらるゥさんのピカルミンにはシリアルナンバーが書かれていなかったので、97より前ということになる。もうすぐ400匹目となる今、かなりのヴィンテージピカルミンだ。この頃のピカルミンはまだ光センサとピッチツマミの切り替え方式ではないため、その仕様のせいで低ピッチ状態での音のエグさが非常に際立った特性を持っている。イイ仕事してるなオレ(笑)。

というわけでリペア完了。またライヴで活躍してくれることを祈って返送させていただいた。

Kaseo [bEnt or diE?]

circuit bending ライヴやイベントのお誘い、お問い合わせはkaseo@mac.comまで。

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