ワークショップ
(最初に断っておきますけど、あくまでも私個人の見解です)
ワークショップというものがありますよね。いろんな分野で。オレはあのワークショップというものがどうも苦手で。講師をやるのも教わるのも。そのワークショップに参加する人それぞれが持つ興味レベルというものが当然バラバラなわけです。「前からこれやりたかったんだー!」という参加者もいれば「自分はもうやってるけどもっと突っ込んで勉強したい!」という人もいる。中にはまるで興味がないのに「お父さんが申し込んだから…」と嫌々な参加者も(笑)。もちろん、そういう参加者同士がひとつのことに集中してお互いに教えあったり手伝ったり協力したりして楽しく学ぶ、ということはステキなことだとは思います。美しいよね。結構なことです。でもオレはこういうワークショップの持つ独特の雰囲気が幼い頃からスゴく苦手で。
夏休みにデパートとか行くと「子ども工作教室」みたいなイベントをよくやっていて、家族が「やりたい?」とか訊いてくるんだけど「絶対イヤ!」と頑なに拒否。図画工作は大好きでしたよ。ヒマさえあれば一人で絵を描いたりお菓子の空き箱でいろいろ怪しいロボット的なモノを作ったりして遊んでた子どもだったし。そう、一人で何かをするのが好きだったんですよ。言い換えれば何かをするには一人の環境でないとダメだったんです。ひとりっ子なもんで。何かに興味を持って、それを深く掘り下げていこうとした時、誰かに訊くとか教えてもらうとかそういうことがひとりっ子だと難しい環境だったので当然自力で切り開いていくしかないわけです。そうやって育っていった結果、他人にそばに居られると集中できなかったりして極度のストレスを感じてしまうようになっちゃった。それは今でも治ってないですし、治そうとも思ってないです(笑)。
あと、そもそも子ども向けのワークショップというのがどうも苦手で。全部が全部そうじゃないんだろうけど、企画段階から大人の自己満足的なものが多い印象。「科学に興味を持って欲しい」とか「創造性のある子どもを育てるきっかけに」とか。子どもなんて自分で勝手にいろいろ興味を持っては飽きて放り出し、また別の何かに興味を持っては放り出しの繰り返し(しかも物凄いスピードで)で生きてる動物なんだから、感覚の鈍くなった大人が子どものためにとかおこがましいわ(笑)。
時々、子ども向けのサーキットベンディングのワークショップをやったら?とか言われるんだけど、ワークショップ自体が嫌いなので「いやぁ〜、ハハハハ…」と笑ってごまかしてます。あと、そもそもサーキットベンディングは子どもがやるもんじゃないというのが自論なので。セックス・ドラッグ・サーキットベンド!
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