アトリエを引っ越した

TwitterやFacebookではちょこちょことお知らせしていたが、このたびアトリエを移転した。

2015年1月から約5年間、モザイコ清水さんのオフィス兼作業場の一画をお借りして制作を続けてきたのだが、建物の老朽化に伴い解体されることが決定。2年以内に引っ越しせざるを得なくなってしまった。

この際、自宅の庭にコンテナやプレハブ小屋を設置しようかとも考えたが、個人的に自宅と趣味の場所は切り離したい(夜中まで家族や家事を放ったらかしで作業に没頭してしまったり、熱中し過ぎて徹夜明けで仕事に出かけてしまったりなんていうことになるのが目に見えているのでw)と思っているので、やはり賃貸物件を探すしかない。

モザイコは市営の卸売市場の中という特殊な場所にあり、24時間365日出入り自由、真夜中でも爆音で音を鳴らしたりしても全然平気(そんな時間には市場は無人状態なので)という夢のような制作環境だったが、さすがにそんな物件はなかなかすぐには見つからない。つか、そんな物件はまず無い。市内や居住地近くのシェア工房やレンタルスペースなども探して検討してみたが、賃貸料が高かったり入居の条件が厳しかったり(利用時間など)工作といっても我々のような電子工作ではなくぬいぐるみやアクセサリー系の工作だったりして、そんな人たちとはそもそもシェアできるはずもなく却下。

少し方向性を変えて、倉庫代わりとして利用できるスペースはないかしら?と探してみると、ちょっと面白い物件が見つかった。「倉庫・事務所利用可/法人の登記場所として住所が必要な方など」お!この物件面白そう!仮に決まらなくても相談すればどこか他にそういう物件を紹介してもらえそうな気がしたのでとりあえず連絡をしてみたら、現時点ではまだその物件の入居者は決まっていないとのこと。すぐに内覧希望を伝えて一週間後に実際に物件を見せてもらうことになった。

かなり古い2階建ての木造アパートだったが、別に住むわけではなく作業さえできれば大丈夫なので全然問題ない。6畳2間で収納スペースもありなかなかの広さだ。下の階には住人がいるのでさすがに爆音は出せないが、両隣の部屋は事務所と倉庫として使われているらしく普段のオレの利用時間帯には誰もいない状態なのでこちらの作業音で迷惑をかけずに済みそうだ。肝心の家賃はなんと1諭吉。エアコンが無かったりしてさすがに住むには厳しい物件なので、もっぱら倉庫用途で貸し出しているんだそう。ハンダ付け作業などの電子工作スペースとしての利用についてもきちんと説明したところ問題なしとのことだったのでその場で即決。賃貸契約書を交わして駐車場と電気の契約も済ませて3/1から入居を開始した。

3月中旬頃からの稼働を目処にいよいよ引っ越しを開始したのだが、これがなかなかに難航。モザイコからアパートまでの往復は車で約30分程度の距離だが仕事の時間までにがんばっても1日2往復が限度。しかも泊まりがけで出張仕事が入ったり休日出勤があったりしてなかなか捗らず、結局全ての荷物を運び出せたのは3/30だった(合掌)。
というわけで本日3/31付で無事に稼働。モザイコでは5年間に301匹のピカルミンを作った。新しいアトリエでは何匹作ることになるのか分からないが、ピカルミン以外にも何か面白くてヤバいモノをどんどん作っていきたい。

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