Nagoya-Elektronic-Fes2017

昨日は、名古屋のspazio ritaで開催された電子音楽イベント「Nagoya-Elektronic-Fes2017」に出演しました。通称「ナゴエレ」。主宰のHouse Of Tapesさんが、東海地方で活動している電子音楽系のアーティストを集めて紹介するショーケース形式のライヴイベントで、今回で4回目だそうです。

トップバッターはhayakawa daikiさん。SP-404一台というシンプルな機材構成ながら、出してる音はゴリゴリにダークでクールなサウンド。内蔵エフェクターのリアルタイム操作も凄くキマっていてカッコよかったです。

続いてkatafutaさん。ノートPC+小さなコントローラー。リアルタイムでコントローラーを操作してかなりの要素を即興で変化させていた感じでとてもライヴ感がありました。AKIRAのサンプリングネタに思わずニヤリ。ちなみにkatafutaさんとhayakawa daikiさんのお二人は今回三重県から来られたそうです。

三番手はCraftwifeさん。今回は1号・6号・7号の三人編成によるバンドスタイル。1号さんとは日頃から親しくさせていただいていて、一緒にユニット組んだりしてきた仲だけど、こうして対バンになるというのは珍しいから何だか新鮮だったなぁ。安定した演奏で楽しかったし、MCの主婦トークも最高でした(笑)。Craftwifeもいろいろとスタイルを変えながら進化していて、活動歴が結構長いんだよね。今年で確か9年目ぐらいじゃないかな?SuperColliderという単なるテキストデータであんな複雑な音作りと演奏ができるなんて、ホントいつ見ても凄いわ。

お次は主宰者House Of Tapesさん。ノートPC+コントローラーというシンプル構成。お名前にHouseなんて言葉が入っているからハウス寄りの音なのかな?と思ったら、かなりノイジーでアヴァンギャルドな構成の曲が中心で全然違ってたのでビックリ。インダストリアル要素も入っていてカッコいい音楽でした。

そしてオレ。なぜか大トリ。正直、タイムテーブルをもらった時にかなり困惑したけど、まぁ変に日和らないで普段通りの演奏を全力でやるしかないわな。昨年のクリスマスに「GIGA NOISE 2」でやったスタイルをそのまま再現。あ、衣装は変えましたけど(笑)。今回のお客さんは初めてピカルミンを見るという人が多かったようで、始まった途端みんなの頭の上に「?」マークが。そして終わった後に「なんかわけがわからないけど、とにかくヘンなものを見た(見てしまった)!」という顔つきになってたので大満足(笑)。まだまだ名古屋でもピカルミンの知名度は低いからこれからもギャンギャン鳴かし続けるぜぃ。

今回、全出演者の映像を担当されたつかさハニーさんのVJもとてもよかったです。決して出しゃばらず、音の邪魔にならない気配りが効いてました。映像(エフェクト?)がミニ鍵盤型のコントローラーにアサインされていて、曲に合わせて手弾き。完全に「映像の演奏」でした。彼は名古屋でVJ向けのワークショップを開いているそうなので気になる方は要チェックです。

イベントをオーガナイズしている者同士として見習わなければならない部分が多かった「ナゴエレ」でした。これからも息の長いイベントとして続けていって欲しいと思います。

Kaseo [bEnt or diE?]

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