おしゃべりKEYBO
以前にサーキットベンディングした「おしゃべりKEYBO」で久しぶりに遊んでみようとしたら…電池を入れっぱなしにしていたせいで液漏れで完全にオシャカになってしまっていた(合掌)。未改造品の在庫をいくつかストックしてあったので改めて作り直すことに。
基本的にこの「おしゃべりKEYBO」は入力した任意の文字を発音させるオモチャで、逆に言えば何かしらの文字を入力しないことには何も喋ってはくれない。この辺がTAKARAの「おしゃべりコンピューター」やTIの「Speak&Spell」とは少々違うところ。なのでベンドポイントを探るための下準備として最初にいちいち文字を入力しなければならないので非常に面倒くさい(笑)。
そして(ここからはサーキットベンダー向けのお話)ピッチコントロール機能の追加が簡単そうで実は非常に難しかった。本体には元々バリコンが付いていて、ある程度の範囲でピチコンが可能なのだが低いところと高いところにそれぞれ「聞き取れる程度のピッチ」にするための抵抗がすでにぶら下がっていて、その抵抗がジャンパーの役割も兼用しているために、単純にバリコンを取り外して可変抵抗器に置き換えても地獄の底から湧いてくるような低い音や耳がキンキンするような高い音を出すことができないのだ。だが今回、バリコンを外さずに抵抗の並列つなぎをベースに強引なガチンコ工作でこの問題を見事解決。前回の改造ではこの点を克服する度胸も知識もなかったのでお手上げだったのだが、さすがに10年も経てばそれなりの対策ができるようになった(笑)。
さらに今回、新たに「入力した言葉がアホになる」ベンドポイントを4つ発見。例えば「あいうえお」が「けにほまろ」みたいになる。グリッチとは少しニュアンスの違うデタラメ加減で面白い。ミニジャックを取り付けてちょっとしたパッチング操作ができるようにした。
というわけでver.2が完成!11/18, 19の養老アート・ピクニックでお披露目します。
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