circuit bent YAMAHA DD-6

Instagramで新しいフォロワーの通知があったのでチェックしてみたら、なんとテイ・トウワさんだった!え?どういうこと?と思ってたらすぐにDMが来た。どうやら手持ちのYAMAHA DD-6をサーキットベンディング改造してくれそうなベンダーを探していらっしゃるようで、モジュラーの赤い人からの紹介でオレに直で連絡をくださったようだ。いやービックリ!と同時に身に余る光栄。※赤い人さん、ありがとう!

実はDD-6はサーキットベンディングを始めたばかりの頃に一度チャレンジしてみたことのある素材。
約20年近くサーキットベンディングをやってきた今のオレの技術と知識で改めてコイツを弄ってみたいなぁとちょうど考えていたところへこのお話しが来て、なんだか運命的なものを感じたので「ぜひやらせてください!」ということで僭越ながら引き受けさせていただくことに。

基本的にはこちらの好きなように改造してもらって構わないということだったけど、内蔵のリズムパターンに結構イイのがあるのでそれは活かしたい・ピッチコントロールが欲しい・アウトボードで処理ができる感じの音は不要、というリクエスト。普段のオレのサーキットベンディングはプリセットパターンをグシャグシャにしたり、轟音ノイズしか出ないような改造ばかりなので「ちゃんとした改造」にはちょっと自信がなかったが、これも経験ってことでがんばりましたw

ヤフオクでジャンクのDD-6を2台入手してプロトタイプを製作。ひとつひとつ改造状態をiPhoneで撮影してテイさんに進捗報告し、都度確認してもらいつつ仕上げていった。最終的にピッチコントロール・スピードコントロール・ビープ・グリッチ・リバース・ロール・LEDという改造内容に。なかなか使えるマシンに改造できたと自画自賛。
今回の件でテイさんとは約2週間、ほぼ毎日メールのやりとりをさせていただいたのだが、とにかくレスポンスが早く話しがすぐに決まるのでとても気持ちが良かった。もちろんアーティストとしてとても素晴らしい人だけど、同時にビジネスマンとしてもとても優秀だと思う。正直、ちょっとコワい人なのかなぁ…と思ってたけど、全然ステキな人でますますファンになっちゃった。

というわけでこのマシンはテイさんの次のソロアルバムで使われる(かもしれない)のでお楽しみに!

Kaseo [bEnt or diE?]

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