自作コントローラー

ピ◯チュウのライヴで使っているLEDのフラッシュライト。DMXには未対応でオーディオトリガーも付いてない、フラッシュ周期をツマミでマニュアル操作するだけのシンプル(安価)なもの。
ライヴ中はこれを4台並べてリアルタイムでツマミをイジりながら光らせることでCdSセル(光センサー)を取り付けたピ◯チュウたちを鳴かせている。4台のライトはシンクロしているわけではなく、単体でそれぞれがバラバラにフラッシュしているんだけど、個人的にはそこが面白くて楽しい。それぞれのツマミの位置によっては4台が偶然にシンクロしたり、左から右へ順番に流れることがあったり、その瞬間に出会える面白さと楽しさ。雨の日に車に乗っていてカーステから流れる音楽とワイパーの動きがシンクロする瞬間が気持ちイイ、とかそんな感じ(笑)。

ただ、最近ちょっと飽きてきたというか何だか物足りなさを感じるようになってきちゃって。任意のタイミングで4台を同じフラッシュ周期にすることができるようになるとさらに面白いかなぁと。でもDMX対応のライトに買い換えるのは何だかもったいないし、今使っているライトで何とかそれを実現できないものかとずっと考えていて、先日やっと閃いたので工作開始。

ライト本体に付いているツマミは普通のボリューム(Bカーブ1MΩ)なので、基本的にはこれを取り外してスイッチを付けて4台シンクロ用のボリュームと元のボリュームとの切り替えができるようにすればOK。

まずはライト本体を開腹してボリュームを取り外す。こんな感じ。
3.5mmモノラルミニジャックに付け替える。本体側の改造はたったこれだけ。同じジャックをコントローラー側に取り付けることでライトとコントローラーをミニ-ミニケーブルで繋ぐようにする。
左:改造前/右:改造後

次に4台のライトのフラッシュ周期を同時に動かすボリュームを用意。4連Bカーブ1MΩのものをパーツ屋さんで注文すればOK…が!そんなものは存在しなかった!いや、あるにはあるんだが、4連ボリュームのほとんどが10KΩとか100KΩのいわゆるオーディオ用のものでしかもクソ高い!受注生産で希望の抵抗値の4連ボリュームを作ってくれるサービスもあるにはあるのだが、これも目ん玉が飛び出るぐらいの値段。完全に詰んだ…と途方に暮れていたがネットを片っ端から検索していると、どうやら2連ボリュームを3個用意してそれらをバラして組み合わせることで4連ボリュームを自作できることが判明。下記のブログを参考にして自作にチャレンジしてみた。無いモノは作るしかない。細かい作業だったので途中でキィィーーッ!となったが何とかできた(笑)。
元のボリュームと自作した4連ボリュームを切り替えるための4回路のトグルスイッチを取り付けて完成!ちなみにピンクのプッシュスイッチと銀色のツマミは2匹のピ◯チュウの鳴き声をコントロールするためのもの。

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